123 の三色が狙えるとき以外にも、1s2s4s の形から 4s を切っていった方がよい状況があります。 例えば、場に 4s が 2 枚か 3 枚切れている時に、4s 切りリーチと行けば、ワンチャンス、ノーチャンスとなって 3s が出やすくなるかもしれません。 また、場に 4s が出ていなくても、現物の 4s を皆が切ってくれれば、リーチ後にワンチャンス、ノーチャンスの形ができるかもしれません。
この考え方は、いろいろ応用が効きます。 例えば、4p4p5p6p6p という形で、4p 切りリーチと 6p 切りリーチの選択肢がある場合、場に 6p が 2 枚見えているのであれば、6p 切りリーチとして 7p 待ちをワンチャンスにすることができます。 逆もまた然り。
1s2s4s という形から無意識で 1s を切るようになっている人は、その常識を疑ってみると面白いことに気付けるかもしれません。 ポイントは相手からどのように見えているかです。
参考『サラリーマン麻雀実戦訓』阿佐田哲也