こんな感じの捨て牌で早めにリーチがかかったとします。 リーチの数巡前の捨て牌のまわりは危険だと言われますが、このような序盤でのオタ風牌切りリーチの場合、それより前に切られた牌のまたぎ筋にはなっていなことが多いです(もちろん絶対ではないですが)。 例えば、次のようなイーシャンテンを考えてみます。
1s2s3s5s5s5s6m7m9m9m3p3p4p-4z3z や 4z といったオタ風牌は、終盤の手作りでは安牌として抱えられることが多いのですが、序盤の手作りでは安牌を抱えるよりも、目一杯に手を広げた方が有利です。 つまり、この手牌であれば、3p → 4z の切り順ではなく、4z → 3p の切り順になるはずです。 逆にこのような早いリーチで安牌の 4z が手中に残っていたということは、他の牌はまったく必要なく、手牌が十分型だったからこそ切られたのだと考えられます。 よって、 早い段階でのオタ風牌切りリーチは、またぎ筋は比較的安全 であり、それより警戒すべきは無筋だといえます。
ちなみに、上記の捨牌では、またぎ筋の 1p4p 待ちや 2p5p 待ちは少ないのですが、裏筋の 4p7p は普通にあり得ます。
1s2s3s5s5s5s6m7m9m9m3p5p4z-6pこんな風に、カンチャンからリャンメンへの変化で、3p → 4z という切り順になることがあるからです。