5s5s7s6p6p
のような形からは、5s 切りでカンチャンを残すよりも、7s 切りでシャボ受けにしておいた方が、4s5p7p 引きのリャンメン変化の可能性が高くなります。 6s 引きが裏目となりますが、カンチャン受けにしたところで裏目の枚数は 4 枚で同じです。 であれば、少しでも良い形への変化を狙いやすいシャボ受けを選びましょう。
5s5s7s8p8p
ただし、上記のように、どちらかが端に近い牌の場合、そこへのくっつきによるリャンメンはできにくいので、カンチャン待ちを選んでも大きな差はありません(赤 0s 入りならばシャンポン待ちにしておきたい)。 場を見て、どちらの変化が望めるのかを探るのがよいでしょう。
3m3m8p9p9p
こんな端に寄った形からでも、ペン 7p の待ちで固定してしまうよりは、いったんシャボ待ちで受けておいてのリャンメン変化を狙ったほうがよいでしょう。
3m3m7p9p9p
これも同じ。 カンチャン待ちを残してしまうと、リャンメン変化は 6p 引きしかないですが、シャボ待ちに受けておけば、2m4m 引きでリャンメンへ変化します。 9p を引ければ符ハネも狙えます。
4m6m6m3p3p
これは唯一カンチャンを残しておいた方がよいかなと思われる形です。 なぜなら、赤 0m のダイレクトな受け入れを残すことができるから。
ここまでは単純でわかりやすい例でしたが、シャボ待ちからのもっと複雑な変化もあります。 下記はマンガ『天牌外伝』 の中で、目の見えない子供「海輝」が説明していた手です(少しだけ変えてます)。
1s1s2s2s2s3s5s6s7s9s9s4z4z4z
ここから海輝の父はここから 3s を切って、1s9s のシャボ待ちを選択しましたが、海輝は 1s を切って 2s9s のシャボ待ちにしておけば、「4s を引いたときに 2s5s8s9s の4面張への変化があるよ」と指摘しています。 下記のような形への変化を見ているということですね。
2s2s2s3s4s5s6s7s9s9s4z4z4z
シャボ待ちからの変化は意外と奥深いです。