きまぐれに追加していく麻雀用語集です。
あ行
- 赤牌 (あかはい) 用具
- 常にドラ扱いとなる牌で赤一色で描かれている。5萬・5筒・5索の各1枚が赤牌であることが多い。滅多にないが、1 や 3 などを赤牌として採用することもある。
- アガリ放棄 (あがりほうき) 状況
- 反則行為によるペナルティとしてアガリが認められなくなること。流局時の聴牌宣言もできない。
- 頭ハネ (あたまはね) 状況
- ロン上がりが同時に発生したときに、放銃者から左回りで一番近い人のみのアガリが優先されること。
- 後々付け打法 (あとあとづけだほう) 戦略
- 役牌のトイツが一種類もない状態から仕掛けていく打ち方。例えば、東、白、中が 1 枚ずつしかない状態から 789 でチーしておいて、後から役牌を重ねることを狙う。『むこうぶち』第1巻で登場。
- 穴待ち (あなまち) 構成 俗称
- カンチャン待ちのこと。
- アリス (ありす) ローカルルール
- 門前和了りのとき、ドラの隣から一枚ずつめくっていき、手牌の現物牌が出続ける限りごその隣もめくっていき、一致した手牌の数だけご祝儀がもらえるルール。『むこうぶち』より。
- 暗刻 (あんこー) 構成
- 手の内でポンせずに揃えた刻子(コーツ)のこと。
- 一翻 (いーはん、いーふぁん) 得点
- アガリ点を2倍にする単位。
- 一家包 (いーちゃぱお)
- ロン上がりのときは、放銃した人が1人で払うということ。日本ではごく一般的なルール。
- 一発 (いっぱつ) 役
- リーチ後の一巡以内のロン上がり、あるいはツモ上がり。途中で他家の鳴きが入った時点で無効になる。一翻。
- 裏ドラ (うらどら) 牌の種類
- リーチをかけてアガったときに追加されるドラ。表ドラとカンドラの下の牌をめくる。
- オープン立直 (おーぷんりーち) 役
- テンパイ形を他者に公開してリーチをかけること。二翻役だが、通常は公式戦では採用されない。
- オーラス (おーらす)
- 1 ゲーム内の最終局。例えば、東風戦の東 4 局、東南戦の南 4 局のこと。愛川欽也が『なるほど・ザ・ワールド』で一般用語として広めた。
- オタ風 (おたかぜ)
- 自分の風牌ではない風牌。
か行
- 風牌 (かぜはい) 牌の種類
- 東西南北の牌の総称。
- カラス (からす) 役
- サンマの特殊役。抜きドラが一枚も出ていない状態で和了ると、メンゼンで20点、鳴いている場合は10点。
- 槓子 (かんつ) 構成
- 同一牌が4つ揃った形のこと。
- 喰い替え (くいかえ) 行為
- 123という順子から4をチーして直後に1を切るといった、同じ順子を筋でずらす行為。禁止行為だが、1巡待てば切ってよい。
- 喰い断 (くいたん) 役
- 副露した状態の断么(タンヤオ)のこと。門前状態の断么(タンヤオ)と同様に一翻。アリアリルールの最初の「アリ」は、喰いタン有りということ。
- 形式聴牌 (けいしきてんぱい) 状況
- アガリ牌が全て場に見えており、アガることができないことが分かっている聴牌のこと。
- ゲタ牌 (げたはい) 用具
- 香港で使用されている大きな牌。
- 現張り (げんばり) 状況
- リーチ者の捨て牌にある牌(現物牌)で待っていること。
- 現物牌 (げんぶつはい) 牌の種類
- 現物。捨牌に切られている牌。100%安全牌。
- 刻子 (こーつ) 構成
- 同一牌が3つ揃った形のこと。
さ行
- 先付けアリ (さきづけあり) ルール
- 役を確定させた状態でのアガリ(完全先ヅケ)じゃなくてもアガリを認めるルールのこと。
- 先ヅモ (さきづも) 行為、反則
- 上家が打牌を終える前にツモ山に触れる反則行為。
- 三元牌 (さんげんぱい) 牌の種類
- 白發中の総称。
- 地獄待ち (じごくまち)
- 場に3枚見えていて、残り1枚しかない牌で待つこと。局の終盤では効果的な待ちになることが多いが、王牌に最後の1枚が眠っているというリスクがある。
- 少牌 (しょうはい、しょーはい) 状況 反則
- 手牌が12枚以下になってしまうこと。
- 生牌 (しょんぱい)
- ション牌。場に一枚も切れていない牌。
- 純チャン (じゅんちゃん) 役
- 純全帯么九。1、9牌の雀頭と刻子、123、789の順子のみで作られた役。
- 順子 (しゅんつ) 構成
- 数牌3枚の連続系のこと。例えば、2萬3萬4萬という形。
- 小明槓 (しょうみんかん) 行為
- 加カン。すでにポンしている牌と同じ牌をツモってきたときにカンすること。大ミンカンに対応する用語。
- 筋引っ掛け (すじひっかけ)
- 捨て牌に切れている牌のスジ牌で待つこと。
- 尖牌 (せんぱい)
- 尖張牌(センチャンパイ)。3、7牌のこと。役作りで一番のキーとなる牌。
た行
- 塔子 (たーつ) 構成
- あと1枚でメンツが完成する形の数牌2枚のこと。
- 多牌 (たーはい) 反則
- 手牌が14枚以上になってしまうこと。
- 大三元 (だいさんげん) 役
- 白發中を各3枚ずつ揃える役満。
- 大四喜 (だいすーしー) 役
- 東西南北を3枚ずつ揃える役満。
- 大明槓 (だいみんかん) 行為
- 他家が切った牌をカンし、暗刻で持っていた牌を晒すこと。一般的にはデメリットの方が大きいと言われている。
- ダブル立直 (だぶるりーち) 役
- チー、ポン、カンのない純粋な第1打でのリーチ宣言でつく役のこと。二翻。
- 七対子 (ちーといつ) 役
- 対子7枚で作る特殊役。二翻。米国生まれ。
- 築牌 (ちくはい)
- 山を組むこと。ツモりやすいように全員が自山の右側を斜め前に出し、井桁形に組むのがマナー。
- 茶ガラ (ちゃがら)
- 1局だけのゲームのこと。
- 槍槓(搶槓) (ちゃんかん) 役
- 他家が加カンを宣言した牌で和了ること。一翻。槍槓で和了った場合はカンは不成立であり、槓ドラは発生しない。リーチ一発も同時に付く。
- 全帯么 (ちゃんた) 役
- 4メンツ+1雀頭のすべてに1、9、字牌を含むように構成する役。二翻(喰い下がり一翻)。
- チョンボ (ちょんぼ) 状況
- 正当でないアガリや行為により罰符を払わなければいけない状況のこと。
- 積み場 (つみば) 状況
- 連荘や流局で100点棒が積まれた場。アガったときに1本につき300点追加される。
- 聴牌 (てんぱい) 構成
- あと1枚でアガリとなる状態。
- 鉄砲 (てっぽー) 牌の種類 俗称
- 7筒のこと。鉄砲の形に見えることから。あるいは、無一文で雀荘で打つこと。
- 対子 (といつ) 構成
- 同じ牌2枚の組み合わせのこと。
- 対々和 (といといほー) 役
- 刻子4組と雀頭で作られた役。
な行
- 長マン (ながまん) ゲームの種類
- ブー麻雀じゃない通常の半荘麻雀こと。
- ノー聴 (のーてん) 状況
- 聴牌していない状態のこと。
- ノー聴リーチ (のーてんりーち) 状況
- ノー聴状態でのリーチ。流局時にチョンボとなる。
は行
- 海底牌 (はいていはい) 牌の種類
- 最後にツモってくる牌のこと。
- 包 (ぱお) 状況
- 役満を確定させる鳴きを実現させてしまった場合に与えられる特殊な罰則のこと。主に大三元、大四喜、四槓子が対象。
- バッタ (ばった) 構成 俗称
- シャンポン待ちのこと。
- 罰符 (ばっぷ)
- 反則行為によって支払わなければならない点数のこと。
- ピアノ待ち (ぴあのまち)
- 23456 のように連続した形の 3 面待ちのこと。
- 壁牌 (ぴーぱい) 牌の種類
- ツモってくる牌の山のこと。一般的には山や牌山と呼ぶ。
- 引き絞り (ひきぼり) 行為
- ツモ切りのこと。
- ピン (ぴん)
- ポルトガル語で「点」や「1」を意味する pinta の略称。江戸時代にポルトガルから輸入された「ウンスンカルタ」が庶民に広まり、その中で使われていた用語が残っている。
- 1-1-2(ピンのワンツー) (ぴんのわんつー)
- 1000点100円のウマ 10P/20P のこと。1-1-2 と書かれたり、1・1-2 と書かれたりする。雀荘などは大っぴらに◯◯円とは書けないので、このような暗号的な表記をしてたりする。
- 1-1-3(ピンのワンスリー) (ぴんのわんすりー)
- 1000点100円のウマ 10P/30P のこと。ピンのワンツーを参照。
- 翻牌 (ふぁんぱい) 役 牌の種類
- 場風牌(東場の東、南場の南)、自風牌、および三元牌のこと。3枚揃えると一翻。東場で親のとき東は場風牌と自風牌になるため二翻となる(ダブ東)。
- 副底 (ふーてい)
- 点数計算時に無条件で付く20符のこと。
- 副露 (ふーろ) 行為
- チー、ポン、ミンカンにより鳴いたメンツを公開すること。
- ぶっ飛び (ぶっとび) 状況
- トビ、ハコテン、箱割れ、ドボン。持ち点が 0 点になること。ぶっ飛び有りのルールだと誰かが箱割れした時点でゲーム終了となる。0 点以下で終了か、0 点未満で終了かは取り決めによる。0 点以下で終了の場合、リーチは 1100 点以上ないとかけられない。
- 振り聴 (ふりてん) 状況
- アガリ牌を自ら捨てている状態。フリテン状態を解消しなければ、すべてのロン上がりが認められない。
- ペンカン待ち (ぺんかんまち) 構成
- 67889 の形で 7 で待つこと。ペンチャン待ちとしても、カンチャン待ちとしても取れることから。
- 放銃 (ほうじゅう) 行為
- 振り込み(他家にロンされること)。
ま行
- 満貫 (まんがん) 得点
- 子の8000点、親の12000点のアガリ。
- 門前 (めんぜん)
- 鳴いていない(ポン、チー、明槓をしていない)状態のこと。
- 門前自摸 (めんぜんつも) 役
- 鳴いていない状態での自摸上がり。一翻。
や行
ら行
- 立直 (りーち) 役
- 門前で聴牌した際に、捨て牌と同時に宣言できる。一翻。
- 理牌 (りーぱい) 行為
- 手牌を見やすいように並び替えること。
- 立直棒 (りーちぼう) 用具
- リーチをかけるときに供託する1000点棒。ブー麻雀では100点だったりする。
- 両面 (りゃんめん) 構成
- 56 のようなターツで両側の2種類の牌(この場合は4-7)で待つ形。
- 緑一色 (りゅういーそー) 役
- 23468索、發のみで構成する役満。オールグリーン。米国生まれ。
- 流局 (りゅうきょく) 状況
- 嶺上開花 (りんしゃんかいほう) 役
- カンしたときにツモってくるリンシャン牌で和了りになったときに付く役。一翻。嶺上開花のみでも和了ることができる。
- 嶺上牌 (りんしゃんはい) 牌の種類
- カンをしたときに王牌から持ってくる補充牌のこと。
- 輪荘 (りんちゃん) ルール
- 親が流れて下家に移ること。連荘の逆。
- 連荘 (れんちゃん) 状況
- 親が続けて親をやること。