こんな形の超好形イーシャンテンから何を切りますか?
3m4m5m6m7m3s4s5s6s7s5p5p6p7p
こんな形の時は、対子の 5p を外していくのが実は一番受けが広いです。 5p5p6p7p といった対子とリャンメンターツを合わせた形があり、対子のひとつを外すことで手牌全体が順子(シュンツ)の形になるときは、対子のひとつを外す切り順を考えてみてください。 5p を外すと、残りの形は次のようになります。
3m4m5m6m7m3s4s5s6s7s5p6p7p
有効牌は、2m3m4m5m6m7m8m2s3s4s5s6s7s8s の14種46牌。 タンピン三色になる受けも4種12枚ありますね。
このようなケースで間違えがちなのは、雀頭を固定してしまう打 7p や打 6p です。 残りの形は次のようになります。
3m4m5m6m7m3s4s5s6s7s5p5p6p
有効牌はぐっと減って、2m5m8m2s5s8s の6種26牌になります。 有効牌が20枚も少なくなるだけでなく、三色の目もなくなります。
さらに受けが狭くなってしまうのは、3メンチャン部分の端を外していく打ち方。
4m5m6m7m3s4s5s6s7s5p5p6p7p
有効牌は 4m7m2s5s8s5p8p の7種23牌。 一応タンピン三色の可能性があるから、雀頭固定よりはましかな・・・。
というわけで、好形からは雀頭をいったんほぐすという選択肢を考えてみるとよいです。順子が横に広がっている場所は、受けが広いのでなるべく残す、と覚えておくのでもよいでしょう。