という混一イーシャンテンからの切り出しでは、下記のような選択肢が考えられると思います。
- 1p 切り … 字牌の受けを残しつつ、ピンズの上のくっつきを待つ
- 6p 切り … チャンタを狙う
- 1z 切り … ピンズの受け入れを広くする
場況にもよりますが、テンパイチャンスを広げようと思ったなら、1z 切りの一手です。 1p6p7p8p9p という形を残すと、ピンズならどの牌をツモってもテンパイすることができます(有効牌は10種類もある)。 1p 切りでは有効牌は 8 種類、6p 切りでは有効牌は 5 種類と、テンパイのための受け入れがグッと減ります。
1p も 1z も孤立牌のように見えますが、1p の周りに牌がない場合は、1p を残すことで 1p2p3p の受け入れが増えるということです。
先日もほぼ同じ形になり、1z 切りから、4p 、0p とツモって和了ることができました。 結果的には 1p 切りから始めても同じでしたが、端牌を残すことの利点を把握していれば、迷わず打牌することできます。
では、ピンズの4連形がすこしずれて、下記のような形だったらどうでしょう?
1p4p5p6p7p1z4z4z5z5z5z6z6z6zこの形であれば、4連形で 2p から 9p までの受けがカバーされているので、1p 切りでも有効牌は 10 種類になります。 1z 切りでも、1p の受け入れが増えるだけで、有効牌は 10 種類で変わりません。 この場合は、場風牌の 1z を残す方が有利なことが多いでしょう。